- 鼻水が止まらない…かんでもかんでも
鼻水がでる方へ - 鼻には一体どんな役割があるのでしょう?
- 長引く鼻水は病気のサイン?鼻水の種類で
わかる原因 - 鼻水が何日続いたら受診すべき?
- 子どもの鼻水・鼻づまりで病院を受診する
基準は? - 鼻水が続くときの検査
- 鼻水が続くときの効果的な対処法
鼻水が止まらない…
かんでもかんでも
鼻水がでる方へ
鼻水が止まらなくてお困りではありませんか?どうして、鼻をかんでも鼻水が止まらないのか?それは病気が原因で鼻の粘膜から分泌物が過剰に出続けてしまうからです。
鼻腔から分泌物が過剰に出続ける
ことが鼻水の原因!?
鼻水は、鼻腔に付着している細菌やウイルスを働かせなくさせ、鼻の外へと洗い流す役割があります。通常、鼻水は1日に約1ℓ作られており、無意識に飲み込んでいますが、感染症などによって過剰に作られる場合は許容量を超えてしまい、鼻水が止まらない状態になるのです。
鼻には一体どんな役割が
あるのでしょう?
鼻は免疫の関所として機能している以外に、呼吸の通り道、体内の加湿、匂いを感じ取るなどの役割があります。
鼻は「体のエアコン加湿器」
まず鼻毛がフィルターとして機能し、空気と一緒に入ってくる花粉、ごみなどの侵入を防いでいます。さらに鼻を通る空気に湿度を与え、体内の湿度や温度を調節してくれます。
鼻水は「鼻の洗浄液」
万が一鼻腔内に異物が入ってしまっても、鼻水によって鼻やのどに付着した細菌やウイルス、花粉などの異物を排出できます。さながら洗浄液を備え付けた洗浄機として働いてくれます。
異変を察知する「匂い検査機能」
鼻には、匂いを感じ取る「嗅細胞」と匂いを伝達する「嗅神経」があり、匂いの異変を検査する役割を持ちます。食べ物が腐っていないかなどの異変以外に、有害な匂い、ガス漏れ、焦げ臭いといった環境の異変を捉えることができ、生きる上で欠かせない働きです。
長引く鼻水は病気のサイン?
鼻水の種類でわかる原因
鼻水が長引く場合は何かしらの病気に罹っていることが考えられ、鼻水の種類によって原因を推定できます。以下で鼻水の種類ごとにどのような病気の可能性があるか、解説します。
- 水っぽく透明な鼻水
- 黄色か緑色で粘り気のある鼻水
- 血が混ざっている鼻水
問診時に鼻水の性状や変化をおうかがいしますので、以下を参考に、ご自身の症状を観察して問診時にお伝えください。
水っぽく透明な鼻水
サラサラとした透明な鼻水は多くの場合、一時的な症状で治まり、鼻を温めるなどセルフケアで改善されます。しかし中には、感染症やアレルギー性の病気が関わっていることもあります。
感染症や風邪
風邪の引き初めには、体内のウイルスや細菌を排出しようと水っぽい透明な鼻水が出ます。ウイルスなどを排出しきれなかった場合は、体の免疫と病原体が戦った結果として、黄色や黄緑色の粘りのある鼻水が出るようになります。
血管運動性鼻炎
(寒暖差アレルギー)
アレルギーに似た症状がありながら、感染症やアレルギー性鼻炎でもなく、原因が特定できない場合に診断されます。特に冬の室内外の急激な寒暖差(目安は約7℃以上の寒暖差)や、自律神経の働きの乱れが重なることで発症すると考えられます。
黄色か緑色で粘り気のある鼻水
鼻水の粘り気があり、黄色や緑色の場合は、副鼻腔炎や鼻腔異物などの原因が考えられます。
副鼻腔炎(蓄膿症)
副鼻腔は、鼻を囲むようにある空洞のことで、両目の間、額、頬の下にあります。ここに膿が溜まり炎症が起きると副鼻腔炎を発症します。主な症状は、溜まった膿による異臭、頭痛、粘り気のある鼻水、嗅覚障害などです。
急性副鼻腔炎は通常、発症後1~2週間ほどで治りますが、慢性副鼻腔炎は3ヶ月以上も症状が続く傾向にあります。
鼻腔異物
鼻に異物が入ってしまい、鼻の粘膜が圧迫されて炎症や出血が生じた状態です。異物の除去が遅れると症状が進行し、悪臭を持つ茶色く濁った鼻水が出ます。よく発症する年齢としては、小さなお子様や認知機能の低下が見られるご高齢の方です。
鼻腔異物の原因になりやすいものは、以下の通りです。
- 豆
- どんぐり
- 小石
- 手の平サイズのおもちゃ
- ボタン型電池
特にボタン型電池は鋭利な構造によって粘膜を傷つけやすいため、むやみに取り出そうとせず、すぐに受診してください。
血が混ざっている鼻水
血が混じった赤い鼻水が出た場合は、鼻副鼻腔腫瘍という病気に罹っている可能性があります。
鼻副鼻腔腫瘍(腫れ物やしこり)
鼻副鼻腔腫瘍とは、鼻腔内や副鼻腔内にしこりができる病気で、自然に治癒することはなく悪性腫瘍へ進行する場合もあります。
以下のような症状が続いている場合は、速やかに当院を受診してください。
- 頻繁な鼻血
- 顔、頭、歯の痛み
- 口を開けにくい
- 顔や頬が腫れている
- 顔の片側に上記の症状が出る
特に顔の片側に症状が集中している場合は、病気が進行している可能性が高いため、発症部位の変化に注意が必要です。
鼻水が何日続いたら
受診すべき?
鼻水は体の抵抗力の現れとして重要なものですが、長引く場合は他の病気について調べる必要があります。以下のような状態でお困りの際は、お気軽に大阪市浪速区にある大阪なんばJUN耳鼻咽喉科へご相談ください。
3~5日以上、鼻水が続いている
数日以上、鼻水が続いている場合は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの可能性があり、炎症が悪化する前に治療を受けましょう。
日常生活に支障がある
鼻水が続くと、二次的な体調変化として集中力の低下、頭痛、息苦しさ、睡眠不足などが生じます。早めに治療を開始することで、そのような不快を緩和することが可能です。
匂いを感じにくい
匂いを感じにくくなる原因には風邪、ウイルス感染症、鼻炎、副鼻腔炎が挙げられ、治療が遅れると嗅覚障害へ悪化してしまうことがあります。
副鼻腔炎を繰り返している
これまでに副鼻腔炎を繰り返していると、目や脳へ炎症が広がることがあります。眼窩蜂窩織炎など重篤な合併症のリスクもあるため、目の奥の痛みや頭痛が続く場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
子どもの鼻水・鼻づまりで
病院を受診する基準は?
鼻水や鼻づまりがあっても、食事や睡眠、機嫌などが通常通りであれば、様子を見ても問題ありません。もし以下の症状が見られる場合は、一度当院へご相談ください。
- 数日以上、鼻水や鼻づまりが続く
- 鼻水の色が黄色や緑色になっている
- 粘りのあるドロドロした鼻水が出る
- 食欲や元気がなく母乳が飲めない
- 眠れておらず不機嫌が続く
ただし、息苦しそうな様子や、声かけへの反応が鈍い様子の場合は、緊急性があるためすぐに受診してください。夜間や祝日の場合は、近くにある病院の救急外来を受診しましょう。
子どもの鼻水はよく見られる
症状なの?
鼻水は、子どもの免疫力として重要なものです。
子どもは免疫力や抵抗力が発達途中であることから細菌やウイルスに感染する機会が大人よりも多く、細菌などを排出するために鼻水の分泌頻度や量が増える傾向にあります。
また構造上、鼻腔が狭いため鼻づまりも生じやすいです。
鼻水が続くときの検査
鼻水が長期間続く場合や、鼻水の色や匂いに異変を感じる場合は、まずアレルギー性鼻炎の精査のため以下の検査を行います。
- 迅速アレルギー検査
- 鼻鏡検査
- 血清特異的IgE抗体検査
など
これらの検査で、アレルギー性鼻炎の可能性が低いと判断できる場合は、他の検査の実施を検討します。
鼻水が続くときの
効果的な対処法
様々な性状がある鼻水ですが、特にサラサラした水っぽい透明の鼻水はとめどなく流れて出てきてしまいます。その際の対処法についてご紹介しますので、お試しください。
蒸しタオルで鼻を温める
鼻を温めることで鼻の血流が改善するため、鼻水が軽減することがあります。蒸しタオルを鼻にあてる以外に、やけどに注意しながら、蒸しタオルの蒸気を優しく吸い込むと加湿もできます。
部屋の湿度を保つ
乾燥は、鼻粘膜への刺激となり鼻水の分泌を促してしまうため、湿度40~60%に保つと良いでしょう。
具体的には、加湿器の使用がおすすめですが、加湿器がない場合は濡らしたタオルを部屋に干す、濡らした布マスクを装着するなども有効です。
優しく鼻をかむ
鼻をかむ時には、片方ずつ、ゆっくりと長く息をはくようにかみましょう。優しくかむことで、中耳炎や副鼻腔炎の予防になります。
肌荒れが気になる方は、肌に優しいティッシュの使用や、鼻をかんだ後に保湿クリームを塗ると良いでしょう。