鼻づまり

鼻づまりで寝られない…
「隠れ鼻づまり」

日中は問題なく、夜間や就寝中のみ鼻づまりが悪化するものを「隠れ鼻づまり」と言います。患者様ご自身は、就寝中のことなので身に覚えがなく、日中のだるさや集中力の低下などを感じるのみです。主に同居されている方から、いびきなどを指摘されて異変に気づくことが多いです。

以下の症状に該当する場合は、隠れ鼻づまりの可能性がありますので、大阪市浪速区にある大阪なんばJUN耳鼻咽喉科へご相談ください。

鼻づまりで寝られない…「隠れ鼻づまり」
  • 起床時に口やのどが乾燥している
  • 頻繁に風邪をひく
  • 疲れがとれない
  • 就寝中にいびきをかいている
  • 集中力が散漫になることが多い
  • 口臭が強い
  • 熟睡できていない
  • 慢性的なだるさがある
  • 仕事や学業でミスが増えた
  • まわりから指摘される体調変化に身に覚えがない

鼻づまりの症状や原因

鼻づまりの主な症状

鼻づまりにとどまらず、以下のような二次的な症状を引き起こすことがあります。

鼻づまりの症状や原因
  • 片側の鼻だけつまる
  • 両方の鼻がつまる
  • 粘り気の強い鼻水が出る
  • 痰を伴う咳が出る
  • 鼻血が出る
  • 鼻呼吸がしづらい
  • 口呼吸により口・のどが渇く
  • 鼻周囲の皮膚が乾燥し痛みがある
  • 疲れやすい、だるさがある
  • 物事に集中できない

このような症状の背後に原因となる病気が隠れていることもあるので、気になる症状があるときは、お早めに当院へご相談ください。

鼻づまりの原因

鼻づまりの原因には、鼻の構造に異常があり鼻の機能が阻害されていることが考えられます。鼻の構造や機能に異常が生じる原因は、以下のようなものがあります。

鼻中隔湾曲症

鼻を左右に隔てている鼻中隔が、なんらかの原因で曲がることで発症します。形を矯正する必要があり、手術を行うことになります。

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鼻ポリープ・腫瘍

鼻ポリープは副鼻腔に生じるものですが肥大すると鼻腔内にまで飛び出して、鼻づまりを誘発します。

上咽頭の腫れ

アデノイド肥大、鼻咽腔血管線維腫、上咽頭がんなどが原因で、鼻からのどの間にある上咽頭が腫れて、空気の通りづらさや鼻づまりを感じます。

異物

食べ物、おもちゃの部品、日用品の切れ端などが誤って鼻腔に入ってしまうと、異物として粘膜を刺激するため炎症が起きます。

鼻粘膜の腫れ

肥厚性鼻炎や妊娠性鼻炎などが原因で、粘膜に炎症が起きて、粘膜が赤く腫れてしまいます。鼻呼吸のしづらさとして自覚します。

鼻水の分泌が過剰

アレルギー性鼻炎や風邪などが原因で、鼻水が過剰に分泌され、鼻腔内で固まったり溜まったりと苦しさを感じる状態になります。

鼻づまりの原因・疾患別の治療

アレルギー性鼻炎

まず薬物療法から始まり、抗アレルギー薬、副腎皮質ステロイド薬、アドレナリン系薬の内服および点鼻を使用します。十分な効果を得られない場合は、手術も候補となります。

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副鼻腔炎(蓄膿症)

主に抗菌薬、点鼻薬、抗生物質の内服、ステロイド吸入などで治療を行います。吸入治療においては副鼻腔内へ薬剤を届きやすくするため、鼻腔内を洗浄してから実施します。

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鼻中隔湾曲症

鼻の構造上の問題があるため、症状緩和の薬物療法を行いつつ、根本的な治療として「鼻中隔矯正術」などの手術を行う必要があります。

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アデノイド肥大

肥大した咽頭扁桃は、大人になるにつれて自然と縮小していくものですが、自然治癒が見込めない場合は手術を検討します。

妊娠性鼻炎

妊娠中は使用できる薬剤の制限があるため、なるべく点鼻薬を使用します。出産後に女性ホルモンのバランスが戻り始め、鼻粘膜のうっ血(血流の滞り)が自然に治まるので、過度に心配する必要はありません。

薬剤性鼻炎

使用中の内服薬や点鼻薬が合っていない可能性があるため、使用を中止して経過観察します。

異物

異物が鼻腔内に詰まっている場合は、早急に除去する必要があります。ご自身で取ろうとして押し込んでしまうトラブルもありますので、当院へご相談ください。

良性腫瘍

良性腫瘍であっても肥大し、鼻腔を塞ぐ恐れがあるため、手術で摘出する必要があります。

悪性腫瘍

悪性腫瘍の場合は、より精密な検査と診断を受けていただくことになります。
当院と提携している医療機関へご紹介しますので、ご安心ください。

若年性鼻咽腔血管線維腫

腫瘍を除去する手術や放射線化学療法などが必要となるため、専門の医療機関をご紹介いたします。

自宅でできる鼻水・
鼻づまり解消法

夜間に症状が強まったときや受診ができないときに備えて、ご自宅でのケア方法「吸い取る」「温める」「拭く」をお試しください。

吸い取る

市販されている鼻吸い器を使用し、スポイトで鼻水を除去します。鼻粘膜が腫れている際は、スポイトで傷つけて出血してしまうことがありますので、丁寧に行いましょう。

温める

入浴・蒸しタオルで体全体や鼻を温めると、血流が改善し鼻の通りが良くなります。蒸しタオルを使用する際は、やけどにご注意ください。

拭く

ティッシュを小さく丸めて鼻に詰めた後、回転させながらゆっくりと引き出す方法や、こよりで鼻を刺激してくしゃみを誘発すると鼻づまりが軽くなることがあります。
鼻のまわりは乾燥に弱いため、拭き取った後は保湿剤を塗ると良いでしょう。

鼻づまりが楽になる裏技
(※個人差あり)

効果の現れ方に個人差はありますが、以下のような裏技を試すと鼻づまりが楽になることもありますので、一度お試しください。

体操・ツボ押し・鼻うがい

交感神経を刺激する体操

小さいボールやペットボトルを20秒間、脇(詰まっている鼻とは反対側の脇)に挟み、脇の下を刺激します。すると、脇の下にある交感神経が刺激され、神経とつながっている鼻甲介の詰まりが解消されやすくなります。

また、両腕を背後へ向け、両手のひらを天井へ向けた状態で指を組みます。手のひらを返すように親指側から裏返し、そのまま後方に伸ばしてみましょう。この姿勢を20秒保つと、胸にある交感神経が刺激されます。

方法が分からない場合は直接お伝えしますので、受診時にお申し出ください。

ツボ押しマッサージ

小鼻の横に「迎香(げいこう)」というツボがあり、そのすぐ上にある「上迎香(じょうげいこう)」を心地よく感じる程度に押すと、鼻づまり・くしゃみ・咳の軽減に効果があると言われています。

鼻うがい

「市販の鼻うがい薬」や「ご自身で作った生理食塩水」を容器に入れて、詰まっている側の鼻粘膜に噴霧し「あー」という声を出しながら鼻腔内を洗い流すうがいです。
鼻うがい後は清潔なティッシュで軽く鼻をかみ、残っている水分を取り除いて終了です。

食べ物・飲み物

鼻づまりを軽くする食べ物や飲み物があるので、代表的なものを以下に紹介します。

緑茶

緑茶緑茶に含まれる「カテキン」は、抗酸化・抗菌・殺菌などの作用を持っており、鼻づまり・かゆみの軽減に効果的な成分です。

炭酸飲料

炭酸飲料は、少量を味わい鼻に通すような感覚で飲むと、鼻づまりを軽減する効果を得られやすくなります。

しそ・大葉

しそ・大葉には、消炎作用を持つ「ルテオリン」とアレルギーを鎮める作用を持つ「ロスマリン酸」が多く含まれています。

青魚

青魚(あじ、いわし、さんまなど)に含まれているDHAやEPAといった多価不飽和脂肪酸は、アレルギー性鼻炎の症状を抑える働きを持つと言われています。

血管収縮剤を含む市販点鼻薬

血管収縮剤を含む市販点鼻薬血管を収縮させる作用を持つ点鼻薬を使用すると、即効的に鼻甲介(鼻腔内のヒダ)の腫れを和らげてくれます。しかし使い過ぎると、かえって血流悪化を招き、症状が進んでしまいますので、用法用量に沿って使うことをおすすめします。
もし2週間以上使用しても効き目を感じられないときは、使用を中止して、当院へご相談ください。

鼻づまりで寝付けない子供に
役立つ対策

鼻づまりで寝付けない子供に役立つ対策

蒸しタオルで鼻を温める

濡らしたタオルをしぼり、電子レンジで1分ほど加熱すると蒸しタオルの完成です。やけどに注意しながら、タオルを鼻にのせて温めることで、鼻の血流が良くなり詰まりが改善されます。

上半身をやや起こして寝る

布団やクッションで高さを調節し、上半身をやや高くすると、鼻粘膜のむくみや鼻づまりの不快感を軽減できます。

部屋を加湿する

鼻づまりを悪化させる乾燥を防ぐため、加湿器などを使用して湿度40~60%に調節しましょう。

首・手首・足首を保温する

「首」がつく部位は、血流が滞りやすく体の冷えが悪化しやすい場所ですので、ネックウォーマーなどを身につけて暖めましょう。

市販の鼻吸い器で吸い出す

鼻水が止まらない・詰まりが解消されない場合は、家庭で使える鼻吸い器を使用して鼻水を除去します。

よくあるご質問

鼻づまりの予防策はどのようなものがありますか?

鼻づまりを防ぐためには、以下のことに注意して取り組んでみてください。手洗いやうがいを習慣にする、タバコの煙を浴びないように避ける、充分な睡眠時間をとる、鼻づまりの原因物質に触れないなどです。

頻繁な鼻づまりが起こる場合、どのような医師に相談したらいいですか?

鼻づまりが頻繁に生じる場合は、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。専門的な検査や問診を行い、適切な治療法をご提案いたします。

慢性的な鼻づまりがある場合は、どのような治療になりますか?

投薬治療などで改善が見られず慢性化した場合は、手術を行うことがあります。例えば、副鼻腔炎手術・後鼻神経切断術などがあり、患者様とご相談の上、治療を進めていきます。

子どもの鼻づまりに対する治療法はありますか?

塩水洗浄、加湿器の使用、蒸気吸入などが行われます。他には年齢制限がありますが、レーザー手術、下鼻甲介手術、後鼻神経切断術も選択肢となります。

鼻づまりを和らげる簡単なマッサージ方法はありますか?

親指と人差し指で、鼻先や根元を軽く押すと、呼吸の通りが良くなることがあります。ただし、圧をかけすぎると逆効果ですので、心地良い程度の力でマッサージをしましょう。